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Google傘下のFirebaseというリアルタイムデータベースを中核としたプラットフォームが、2016年の5月に大幅アップデート(v2 ⇛ v3)され進化しています。Googleはコチラなどの公式アナウンスでも見られます。

Firebase社はシリコンバレーでスタートアップとして2011年設立、2つの出資ラウンドを経て(2013年には6億円弱調達)Googleが2014年に買収しています。

このサービスは、簡単に言うとWebサービスやアプリのバックエンドを一重に担ってくれるもので、なんといってもスゴイところは、「リアルタイム通信」がデフォルトでできる、という代物です。

 

BaaSでインフラ構築を(超)簡略化させ、コストとスピードを獲得する

このFirebaseのようなサービスは mBaaS / BaaS  – (mobile) Backend as a Service と呼ばれ、続々とサービスが登場しています。国産ベンダさんだと、Appiaries などがあります。

かつてはFacebookも Parse.com という名前で過去にサービス提供していましたが、今は停止し、オープンソース化されそのソースコードが公開されています。
Amazonは Mobile Hub というAWSのサービスを2015年にリリースしており、機能的にはFirebaseを意識しているように見受けられます。

GoogleはFirebaseというプロダクトを旗艦とし、BaaS領域により一層踏み込もうとしているのでしょう。
Firebaseはリアルタイムデータベース以外にも、

  • ユーザー認証(ID, パスワードだけでなく、FacebookやGoogleログインなども可能)& ユーザー別の操作権限
  • データストレージ領域 & CDN
  • Analytics / アプリのクラッシュレポート
  • PUSH通知 / Notification
  • 各種開発言語のSDK

などの機能があり、Web / モバイルアプリを開発する上で必要な機能を取り揃えています。
RubyやNodejs, PHP系フレームワークでガリガリと書いていたバックエンド部分をもう書かなくてOK、といった感じです。
さらに今後Googleプラットフォームの拡張に応じて、Firebaseから利用できる機能は増えていくことでしょう。

コスト面で見ると、わかりやすくSIer方式のお見積りで言った場合、全体構築に30人月かかっていた部分の、約10人月くらいはFirebaseを使うことによって圧縮できるのではないでしょうか。また、スピード面で言うとReady to Useな訳で、コストといえばFirebaseに合わせた設計に(若干)変えてあげることでしょうか。

▼Appiariesさんの紹介動画(だいぶわかりやすいです…)

スタートアップや新規サービス立ち上げであれば、Firebase導入は積極的に検討して良いかと思います。

Firebaseの活用でビジネスを推進

下記のようなサービス・仕組みを含んだビジネスを展開していく際に、Firebaseの活用は大きな力になってくれるでしょう。

  • リアルタイムのチャット
  • 顧客問い合わせへのリアルタイムサポート組み込み
  • Q&AなどのCGM
  • 応募・回答などの双方向のやり取りがあるサービス

また、業務システムでも、リアルタイム性が求められる場合に威力を発揮すると考えられます。

  • 点検業務、巡回業務などのアプリケーション
  • センサー機器との連携で、設備管理・モニタリング等のアプリケーション

もちろん、Firebaseがあれば何でもできるわけではない(ほとんどできますが…)ので、実際には詳細検討を踏まえたうえで活用の方針を決めていきましょう。

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Firebaseでもソーセージは焼けません

STOVEでは、Firebaseをはじめとするビジネスにインパクトを与える新しい技術の活用に注力をしております。新規サービスの立ち上げ、既存Web / システム / アプリケーションのリニューアルに際し新技術を活用してビジネスの展開スピードとUX向上をお考えの方、お気軽にお問い合わせ下さい。(よろず相談もお待ちしております 🙂

川端 大介

STOVE,Inc. Design Engineer / Technology Architect , 代表取締役.
Webアプリ・オープンソース・クラウド・Ruby・PHP・Javascript・ビール・焼鳥・赤ちょうちん・焼酎・ハイボール・ガンダムなどが好物。